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常設展

宜蘭県は蘭陽平野に足を踏み入れると、山と海が交わり合うのを感じられます。そんな宜蘭ならではの空間が感じられるよう、蘭陽の山、平野、海をコンセプトに現代を生きる宜蘭の人々の価値観を伝える場がこの常設展です。自然環境とともに生きてきた人々の歩みを象徴しています。

テーマは、博物館の建物構造と宜蘭の自然を重ね合わせ、4階は山、3階は平野、2階は海、1階はタイムトンネルと、4つのフロアに分け設定されています。また、雨の豊かな気候を主軸に、自然や人・文化の移り変わりを紹介。ご来館の皆さんの想像力がさらに豊かにふくらむことでしょう。

山のフロア 広告

山のフロア

宜蘭は雨が多く山がちの環境から、「霧の森林」と言われる森が形成され、思源埡口という名の湿潤な谷間は、生物多様性の高さで知られています。巨大なヒノキの森林が広がり、山の尾根には生きた化石、タイワンブナが生息しています。さらに、ランダイコウバシ(樹木)やフトオアゲハ(チョウ)など、山や湖が広がる宜蘭の生物多様性に触れてみましょう。

平野のフロア 広告

平野のフロア

水と河川

宜蘭の平野部における生活様式を紹介しています。かつて蘭陽平野の社会や経済、生活に大きな影響をもたらした大動脈である河川のほか、農家の知恵にあふれた暮らしと水との関係にスポットを当てています。宜蘭の人々が環境に適応するため見つけた答えとは――環境と共存するための人々の心構えをうかがうことができます。

海のフロア 広告

海のフロア

宜蘭を流れる河川、蘭陽渓は平野から海へと流れ込み、さらに赤道の北を通る黒潮と合流していきます。潮の流れに沿って、海を潜り、ウナギの稚魚が群れをなして回遊しサンゴが揺れ動くその間を力強く進み、海底火山の震動を体感してみましょう。

タイムトンネル 広告

タイムトンネル

壁の両側を使って古い写真や映像で宜蘭の歴史や物語を紹介。宜蘭の人々の人情や思いが散りばめられています。

「宜蘭重要文化財テーマ展示エリア」では蘭博が所蔵する文化財や、「宜蘭博物館ファミリー(宜蘭県内の各博物館)」の重要文化財を展示したり、環境をめぐるテーマ展示を行ったりしています。文化財の背後にある物語を通じ、宜蘭の多様な文化をご覧ください。

子ども考古学ひろば 広告

子ども考古学ひろば

長い歴史の間に、誰が宜蘭で暮らしていますか?

 

便利な科学技術がなくて、人たちがどのように家を建てたり、どのように道具をつくったりするのですか。

 

「子ども考古学ひろば」は「フロントオフィス」、「発掘現場」、「考古研究室」、「高床式住居」のゾーンにわけられます。遺物、復元模型、映画など展示されており、子どもたちは自由に体験して楽しく学べることができます。

 

では、一緒に見学考古学者として、宜蘭先住民たちの生活を発見しましょう!