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蘭陽博物館(ホームページへのリンク)

建築景観の特色

建築景観の特色写真

建築景觀-從土地長出的單面山

一、独特なケスタ造型

姚仁喜氏率いる大元連合建築士事務所による設計で、博物館の建物は北関海岸一帯でよく見られるケスタをベースとしています。ケスタというのは片面が切り立ち、もう片面が緩やかに傾斜した丘陵のことで、この地域特有の地理的特質です。博物館はケスタの幾何学造型を採り入れており、屋根の傾斜角度は20度、先端部の壁面の傾斜は70度で、地面から力強く建ち上がり、風景に溶け込んでいます。

二、四季の音符が引き立てるリズミカルな外観 

高所から蘭陽の大地を見下ろすと、大きさが異なり、色の濃淡や質感も様々な四角い田野が目に入ります。これらの田野は空の色や四季の変化につれて、また違った色合いと趣を持ちます。そこで、建築士はヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季」の主旋律を選び、様々な質感の石材を用いて音符に転化した協奏曲中「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4曲を建築主要部のがっしりとした4つの外壁上に順番に並べて、躍動する賛歌のような蘭陽大地の四季における田畑の景色を表現しました。

建築景観の特色写真

三、ケスタの節理

外壁の配列を分割して組み合わせたことで、建築造型であるケスタの岩石節理により近づきました。石材と鋳アルミニウム合金が屋根と20度の角度で幾重にも平行して置かれ、遠くから見ると、蘭陽の気候変化による晴雨で水を吸収した石材が鋳アルミニウム合金との色合いの濃淡,幅や反射の異なるビジュアルを作り出しています。ケスタが長期間波に洗われてできた特殊な紋様を反映させようという試みから、豊かな質感と陰影が生まれました。

四、環境との共生

烏石礁遺址の湿地生態保全への配慮、それが「環境との共生」,「自然との融合」に基づく中核精神です。博物館の主要建築を敷地西北側の区域にまとめて配置することで、最大面積の湿地生態公園を保存し、既存の生態を維持しています。

構内の景観-烏石港旧址公園

建築景観の特色写真

蘭陽博物館の範囲は建造物が主体というだけではありません。敷地そのものが博物館です。今日の湿地水域と対比しつつ古き日の博物館の基盤「石港春帆」の盛況ぶりを思うと、歴史と自然環境の移り変わりを前に昔を偲ぶ気持ちが湧いてきます。

一、人文歴史

旧烏石港口に位置し、湿地水域を眺める最長軸を持つ「石港春帆」地区は、烏石港の歴史を解説したり石港春帆のかつての栄華を感じ取ったりするのに絶好のロケーションです。 烏石礁公園は貴重かつ豊富な歴史文化資産を有します。蘭博の基盤である烏石礁遺址は清代の烏石港で、港域内にある3つの大きな黒い暗礁で有名になりました。当時は宜蘭の貨物が出入りする要路として多くの商人が集まり、その賑やかな光景-「石港春帆」は蘭陽八景の一つでした。しかし、19世紀末以降洪水で運ばれた泥沙が河川に堆積し続けた上、日本統治時代には宜蘭鉄道が開通したため、烏石港はその機能を失って静まり返り、頭城の商業も打撃を受けました。 2000(民国89)年、行政院は烏石漁港区に蘭陽博物館を建設することを決め、烏石港旧址を文化景観に指定して公園にする計画を立てました。そして、各海洋文化施設、頭城旧市街地の歴史空間、東北角風景区が繋がり、観光回廊が形成されました。これはまた、人文観光の窓口としての役割を担って宜蘭の自然や人文の多様性を明らかにし、蘭陽の様々な生命を再現しています。

二、自然の紋様

湿地生態や低海抜の原生樹種,森林景観等の多様な自然生態環境を見ることができます。また、「烏石望亀」、「亀山朝日」区域は亀山島の軸線上に位置しており、亀山島を眺望するのに最適です。博物館前方広場の「北関海潮」は、その設計美学が建物の「ケスタ」造型に呼応して「北関海潮」の情景を作り出し、公演や活動の場となっています。

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